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小学生の勉強の場所はどこでやらせる?ー校長が考える「目的別★勉強場所」の選び方ー

目次

小学生の勉強場所はどこがいい?

 

小学生のお子様の勉強場所は
集中力や勉強のはかどり方にも大きく影響します。

 

ここで難しいのは
どこで勉強させるのが一番いいのか?」ということ。

 

私は勉強場所は
 目的に合わせて変えること
 その環境を整えてあげること
の2つが大切なことだと考えています。

 

今回は特に目的別にどのような場所を選んだら
こどもたちの勉強がすいすい進むのか?について
校長の考えをまとめてみました。

 

お金をかけたり、大きく手を加えなくても
今日から実践できるように工夫しています。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

目的別★勉強場所の選び方

基本の勉強場所の考え方

多くのご家庭では、勉強場所といえば
リビング勉強部屋かの2択になると思います。

それぞれには特長があり、うまく活用することで
勉強にエンジンをかけることができます!

 

★リビング学習の特徴★

その1:見てくれる人がいる

リビングであれば、一人だけの空間になることが少ないため
だれかの視線が入ることになります。

これを利用することで
質問ができる環境がうまれたり、適度な緊張感につながります。

 

その2:リラックスできる環境

親御さんや家族の存在は
子供たちにとって安心感に直結します。

緊張感を持ちつつ、リラックス環境が生まれるので
勉強が入りやすくなります。

 

その3:雑音の耐性がつく

リビングには生活音があふれています。

実はこれに対して耐性をつけておくことは
受験やテスト前に非常に役に立つのです。

テスト当日は周りがざわざわしていたり、
緊張している上に集中しにくい環境になっています。

その中でも自分の実力を出せるように
日ごろから雑音に対しての耐性をつける訓練に
リビング学習は最適です。

 

★勉強部屋学習の特長★

その1:静かに黙々とできる

一番のメリットは1人の空間のため、
黙々と勉強に取り組むことができます。

ついつい周りに人がいると話してしまう…
という場合には勉強部屋での勉強は有効です。

その2:1人でやる力が身につく

いい意味でも悪い意味でも
1人しかいない空間になるので、自分でやる力が身に付きます。

手が止まってしまいがちな子や
低学年の子供たちにとっては難しい環境ですが、
少しずつ自立してきている子たちにとっては必要な環境です。

1人で考え、解決する力を身に着けることができます。

その3:集中が必要な作業やのびのびした発想に向いている

例えば暗記や感想文などの自分ひとりでできる課題は
ぜひ勉強部屋でやってみてください。

1人で没頭しやすい空間だからこそ
自由な発想が生まれたり、思い思いのびのびと
作業することができます。

 

 

こんな時どうする?

パターン① いち早く宿題を終わらせたい時

いち早く宿題を終わらせる場合は私は「リビング」
おすすめしています。

宿題が終わらない理由は

① わからないことが多くて嫌になる
② 集中力が切れて手が止まる

が圧倒的に多かったです。

この2つは自分ひとりで解決することが
子供たちにとって難しい課題です。

これらをリビング学習の特長で補うことで
宿題を早く終わらせることができます。

 

パターン② 予習や復習をやる時

予習や復習をやる場合は私は子供たちの性格によって
提案する場所を変えています。

自分で勉強するのが好きなこどもたちには
「勉強部屋」での勉強をおすすめしています。

なぜなら、一人で誰にも邪魔されず
のびのびとできるからです。

逆に勉強が苦手・嫌いという子たちは
「リビング」での勉強をおすすめしています。

質問できる環境を準備しておくことで
安心してのびのびと取り組むことができます。

 

パターン③ 宿題のやる気がない時

やる気がなかなか出なくてグズグズ…

 

そんな時は一度「リビング」で勉強してみましょう!
ここで勉強部屋に入ってしまうと、勉強以外のことに
気が散ってしまい、余計勉強が嫌になってしまいます。

 

ここで大事になってくるのが、
リビングで勉強させるときの声かけです。

「勉強しなさい!」「宿題しなさい!」と
声をかけてしまうと余計嫌になってしまいます。

 

そこで、少しずつ勉強に目を向けてもらえるように

★ 今日の宿題って何があった?

★ どの宿題が終わってない?/終わった?

★ 一緒にやろう!●分まで一緒に頑張ろうか。

などの声掛けをしてみてください。
忙しい時間の声掛けは痛々しくなってしまいがちですが、
必要な場合は私たちのような第三者の力をうまく活用してください。

 

パターン④ やる気があるとき

パターン③と真逆で、やる気満々のときは
集中して勉強することができるので
自分の「勉強部屋」でじっくり取り組むのがおすすめです。

集中して

 

パターン⑤ 集中力を磨きたい時

集中力を磨くときは「リビング」をおすすめしています。

特長でも挙げましたが、リビングには
適度な雑音・生活音があります。

この中で集中して勉強するのは意外と難しいです。

そのため、時間を決めてリビングの生活音の中で
宿題や勉強をすることで周りに惑わされず
勉強に集中する訓練をすることができます。

 

パターン⑥ オンライン授業を受ける時

オンラインの慣れ具合によって変えてください。

初めて間もない場合は
操作に不慣れなところもあったり、
受け方がなかなかわからないなどのトラブルも
多く発生します。

そのため「リビング」での受講をおすすめしています。

 

ですが、慣れてきた際には
ぜひ「勉強部屋」で扉を開けたうえで受講してみてください。
勉強部屋で学習するという習慣づけにもつながります。

 

場所が決まったら環境を整える

チェックポイント① おもちゃやゲームが出ていないか

目の前におもちゃやゲームなど、自分の好きなものが出たままだと
そちらに集中力がいってしまい余計に時間がかかります。

 

チェックポイント② 勉強道具はそろっているか

机の上が片付いたら、次は勉強道具がそろっているかを見てください。

例えば教科書、鉛筆、ノート、消しゴム、赤鉛筆など…
「あ、あれがない」と取りに行くときに集中力が切れてしまいます

1回座ったらやることが終わるまでは動かなくても大丈夫、と
言えるようにしっかりと準備をしてから始めましょう。

 

チェックポイント③ 五感を刺激しすぎるものはないか

最後に、自分の身の回りに五感を刺激するものがないか?を
チェックしてあげましょう。

例えばですが、騒音がすごい、香りがきついものがある、
ライトの明るすぎ/暗すぎ、など。

目や耳、鼻に受ける刺激が大きすぎるのも1つ集中力がかけてしまう
原因だと私は考えています。

リラックスして勉強できる空間を整えてあげましょう。

 

校訓
勉強場所は目的で使い分け
そして必ず整理整頓

いかがでしたか?

勉強する場所は、定位置にするのではなく
目的に合わせてメリットを照らし合わせて選んでみると
非常に効果的です。

また、場所はもちろんですが
その周りの環境を整えてあげることも大切です。

ぜひこの記事を見つけた今日から実践してみてくださいね。

 

 

執筆者:岡村有希子(「ホームラーニング パプリカ」初代校長)